暗号戦史
「ト行 作品」
作品名 特務機関の謀略   諜報と印パール作戦
著者名 山本 武利
発行日:1998.12.1
出版社:吉川弘文館
形式:四六判(ソフト)


「歴史ライブラリー57」
目次

・ インパール作戦
・ 暗号戦略
・ 光機関の構造と機能
・ 光機関のスパイ工作
・ 光機関の宣伝活動
・ 戦争末期の光機関とボース
・ 謀報・宣伝から見たインパール作戦
ストーリーの概要
第二次大戦中、ビルマなどで暗躍した光機関。
近年公開の米国立公文書館の特務機関や日本軍暗号通信解読文書から、連合国との熾烈な謀報・宣伝活動の実態、悲惨な結末となったインパール作戦の敗因を探る。
主体は、光機関の構造、機能、主要なスタッフ等、その足跡を纏めたもの。
暗号について
* 暗号戦略
● アメリカ暗号諜報支隊
 ・ 膨大な日本軍暗号資料
   アメリカ国立公文書館(NARA)に日本の陸・海軍、外務省、船会社などの様々な暗号資料がある。
   日本陸軍の暗号解読は、インパール作戦が開始された1944年3月から
 ・ ニューデリーの暗号解読支隊
   「中国、ビルマ、インド戦線の暗号諜報活動の歴史」と言うレポート有り
 ・ 飛行機交信暗号の解読
   日本軍の航空地上交信暗号表が撃墜した日本軍機から発見
   1943年10月、ビクウィット少佐が支隊長:英機関との関係改善・・・相互の情報交換
 ・ 地上交信音声記録と二世
   翻訳作業に二世を活用
 ・ アメリカのウルトラ
   第20師団の日本兵がニューギニアから撤退の際、土中に埋めて隠していた暗号表一式を豪軍が発見。
   その兵士は、全て焼却したとウソの電報を報告。
   また、同様の暗号書を中国軍が撃墜した飛行機から入手。
 ・ インパール作戦の暗号解読
   ビルマの日本軍の暗号を殆ど解読。週報を発行するほどの情報量。日本軍の作戦は手に取るように分かった。
 ・ ミトキーナ陥落
   3月26日、日本軍の暗号の定期改訂により、解読中断。7月末に50%ほど解読可能となる。
● 解読暗号に見る空挺部隊の作戦攪乱
 ・ 暗号解読日報
 ・ 空挺部隊の投入
 ・ 最初の空挺襲来暗号通信
 ・ 強力な空挺部隊
 ・ 作戦中止の動き
● 日本軍の暗号解読能力
 ・ 開戦情報の伝達
 ・ 中国軍の暗号解読
   藤原岩一機関による暗号解読・・・特情班をメイミョーと芒一に配置m中国軍の通信を傍受解読。
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