暗号戦史
「ヤ行 作品」
作品名 山口 多聞   空母「飛龍」に殉じた果断の提督
著者名 星 亮一
発行日:1998.5.15
出版社:PHP研究所
形式:文庫(書き下ろし)
目次
プロローグ:死闘ミッドウェー/雲海からの急降下爆撃

戦争の世代         中米海軍武官
艦長時代          対米外交に暗雲
重慶爆撃          空母飛龍
山本五十六の国際感覚 孝子への手紙
鹿児島湾          択捉の海
トラ、トラ、トラ        航程5万カイリ
ミッドウェー海戦      鎮魂の海
我れ敵を撃滅せんとす  

関係年表
あとがき
ストーリーの概要
「加来艦長、世話になったな」「とんでもございません。私がいたらないばかりに・・・」「何を言うか」山口艦長と二人、焼けただれた空母の上で最期の時を迎えようとしていた。
山本五十六の秘蔵っ子として期待され、「飛龍」「蒼龍」二隻の空母を率いた日本海軍のエース山口多聞。
ミッドウェー海戦で大きな戦果をあげながらも、敗北の責任をとり、自艦とともに海に沈んだ勇将の生涯。
(あとがきから)
戦後のある時期、戦争の原因は軍国主義にあったとする見方が支配的であった。たしかに一部軍人の独走もあったが、当時の日本にどのような選択肢があったのか、となると難しい問題になってくる。
ただ、はっきり言えることは、したたかな外交戦略の欠如である。山本五十六や山口多聞が反対したにもかかわらず、ドイツ、イタリアと三国同盟を結んだ当時の政治家、外交官僚たちのお粗末な情勢分析は、理解しにくいところである。
世界有数の海軍力を「どこで、いつ」切り札として使うかという戦略の欠如が根本にあり、結局はすべてを失う結果になってしまったのである。
暗号について
* 駐在海軍武官
 ・ 米価軍情報部が、密偵をワシントンの日本海軍の武官事務所に忍び込ませ、暗号機械をくまなく点検していた。
 ・ 日本海軍大尉が暗号ソフトを日本から運ぶ途中、ホテルで美人スパイにつかまり、撮影された。
 ・ 米軍の暗号解読「マジック」について
* 択捉の海、トラ、トラ、トラ
 ・ 真珠湾攻撃時の「新高山登れ1208」「ト・ト・ト」「トラ・トラ・トラ」について
* 鎮魂の海
 ・ ミッドウェー海戦時の米の暗号作戦
 ・ 日本海軍の機密保持のルーズさ
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