作品名 |
山本大将の戦史と暗号 (「海と空・1960.1.2-3号」所収) |
著者名 |
おざわ よしお |
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発行日:S35.1.1、2.1
出版社:海と空社
形式:雑誌(B5) |
目次
1960.1号 上
1960.2-3号 下 |
ストーリーの概要 |
山本長官が撃墜された要員の一つである米による暗号解読について考察
本当に解読されたのか、されたとすればどの暗号か、海軍暗号か陸軍暗号か?
戦後約10年後頃から、米による暗号解読説が流れてきたが、その信憑性に疑問を感じた著者の分析 |
暗号について |
1 戦死の情況
* 海軍での本事故の取り扱い・・・中央と現地の間の暗号の取り扱い・・機密保持
2 暗号告発さる
* 米陸軍省発表報道では暗号解読に触れていないが、チューリッヒ特電で米は日本の暗号を解読していたと報じた。
3 検挙された電報
*暗号関係者が言っていることには疑問がある。
*暗号処理時間と暗号強度の関係
*関連電報は、海軍から3通、陸軍から1通
4 雉も鳴かずば
*海軍から発信した電報をバラレ陸軍守備隊長が、上官の第17軍司令官に転電
・ 強度は?
・ 何故、海軍は電報に第17軍司令官を宛先に加えなかったのか?
5 暗号の善後措置
* 暗号は真に解読されたのか?
* 米は真に解読能力を持っていたのか?
* 暗号の更新は?
6 キスカ隠密引き上げと暗号
* 同じ暗号を使用していたのに、キスカからの撤退に米は気付かなかったのは?
7 三つの問題点
*1 日本暗号解読のキーを握っていることを隠すため、その真相を発表しない
*2 日本のあらゆる秘密電報を、解読することができた。
*3 解読されたとも知らず日本は、その暗号を使い続けた。 |