暗号戦史
「ヤ行 作品」
作品名 山本五十六のすべて
著者名 新人物往来社編
発行日:S60.8.31
出版社:新人物往来社
形式:四六判
目次
*山本五十六アルバム
*なぜ山本五十六は愛惜されるか:江藤淳
*海軍兵学校時代:鎌田芳朗
*海軍軍縮と山本五十六:野村実
*「山本戦略」の栄光と悲惨:半藤一利
*山本五十六とその幕僚:秦郁彦
*わが長官を語る:土肥一夫
*米軍に応用された山本五十六の戦策:佐藤和正
*「情」で統率された連合艦隊
*山本五十六エピソード抄:生出寿
*山本五十六の戦死―暗号戦の敗北:原勝洋
・年譜・系図・人物事典・編成表・死体検案書島
ストーリーの概要
 山本五十六は昭和18年4月18日、前線巡視に向かう途中、ブーゲンビル島上空で米軍戦闘機に撃墜され、"壮絶な戦死"をとげた。
 開戦劈頭の真珠湾攻撃を成功させた名将としてのイメージはあまねく知られ、五十六は"悲劇の知将"として6月5日に国葬が行われた。死後40年を経た今もなお、五十六は愛惜の情で語り継がれている。
 従来、五十六は、どちらかと言うと"名将"の面から語られることが多かった。ところが最近、軍政家としては名称にふさわしいが、戦時の連合艦隊司令長官としては適任者とは言えなかったという"客観的評価"について、旧海軍関係者の中にも首肯する人が少なくない。
 歴史上の人物として、欠点を含めていろいろな評価を受けるのは、ある意味当然であろう。
暗号について
◎ 山本五十六の戦死―暗号戦の敗北:原勝洋
*昭和18年4月18日の空中戦
 ・昭和20年9月:米陸軍省公表:日本軍の暗号を解読し、米陸軍機が山本長官を撃墜した。
 ・旧海軍関係者は「信じられなかった」
*情報漏洩の疑い
 ・「呂3軍極秘」の暗号書は艦隊司令部以上の使用する機密その最も高い暗号・・・解読されるはずがない!
 ・なぜ、2波を併用して送信されたのか?
*米海軍通信諜報部の暗号解読能力
 ・真珠湾の教訓・・・能力の向上
*「ヤマモトがついに動き始めた」
 ・14日1008:ハワイの通信諜報部が電報を解読
 ・情報の活用の差
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