暗号戦史
「ヤ行 作品」
作品名 山本五十六    (人物叢書)
著者名 田中 宏己
発行日:2010.6.1
出版社:吉川弘文館
形式:四六判
目次
第1 山本のおいたち
第2 第一・第二ロンドン軍縮会議
第3 海軍航空隊と海軍航空本部
第4 海軍次官と連合鑑隊司令長官
第5 太平洋戦争
ストーリーの概要
 山本五十六が名提督として称賛されているがその理由がよくわからない。山本には書簡が多いが、公的報告書、日記やメモ、備忘録等がないため、研究が困難。海軍省が家宅捜索し海軍に係わる書類等を持ち出し、処分した可能性有り。
 戦争間の転換点、結節点に於いて山本がどう対応したのか、山本の言動、伝説を再検討。

山本五十六:郷里新潟県長岡の負けじの気風を糧に海軍士官となる。いち早く航空戦の時代を予見し、連合鑑隊司令長官として真珠湾作戦を発案・実行するが、鑑隊決戦の伝統は独創的な発想を許さなかった。ミッドウェー海戦後の劣勢を挽回できぬまま、ラバウル前線を視察中に戦死する。

目次の細部
第1 山本のおいたち
 1長岡に生まれ育って、2海軍兵学校への入校、3青年海軍士官、4山本家の名称継承と結婚)
第2 第一・第二ロンドン軍縮会議
 1ワシントン会議、2第一次ロンドン軍縮会議、3第二次ロンドン軍縮会議予備会議
第3 海軍航空隊と海軍航空本部
 1アメリカ留学、2海軍航空への転換、3海軍航空本部
第4 海軍次官と連合鑑隊司令長官
 海軍次官、2連合鑑隊司令長官
第5 太平洋戦争
 1日米開戦と真珠湾奇襲作戦、2珊瑚海海戦とミッドウェー海戦、3島嶼戦と基地航空戦、4山本のラバウル進出、5山本の戦死


田中 宏巳:1943年生まれ。1974年早稲田大学大学院博士課程修了。元防衛大学校教授
暗号について
第5 太平洋戦争
 1日米開戦と真珠湾奇襲作戦
  ・新高山登レ1208
  ・「トトト」、「トラトラトラ」

 5山本の戦死
  ・視察電報の発信の問題点・・・2回発信、長文、戦時に平時以上のスケジュールを?
  ・米による解読の経緯・・・米国立公文書館
  ・使用暗号書は?
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