はじめに
・ 日本海軍の暗号が米海軍に解読されていたと言う通説・・・具体的には確たるものはない。
・ 1946.6までの暗号保全状況とそれ以降の状況とは異なる。
・ 山本長官機撃墜事件の暗号解読はの疑問
1 「い号」作戦と山本長官の前線視察
2 視閲指示発信電報と部隊展開状況
・ 南東方面艦隊司令官が発した電報全文・・・・使用暗号書
3 米軍の傍受、解読情報資料
・ 米国国立公文書館で取得した米海軍の傍受、解読結果資料・・・・全文掲載
4 情報資料の分析
・ 額表部
・ 本文
・ 結尾部
・ 使用通信系、使用暗号
* 完全に解読されていない!・・・・D暗号ではない
* 傍受周波数に疑問・・・・・・・・・・南東方面あるいは11航旗艦通信系ではない。
* 分析の結論
・ 長官機は、ラバウル第8通信隊が再名宛をして、第11航空艦隊第1乙種基地系で、「F」暗号を使用して発信した通信を解読された。
5 情報保全についての若干の考察
・ 作戦中の管理用務・・・・目的目標に合致した電報
・ 作戦通信と暗号保全・・・暗号強度維持のための施策
(* 陸軍の暗号を批判している部分は、実情無視の誤り!)
・ 情報活動の一環としての暗号解読・・・組織的活動、人選
・ 情報保全についての基本的認識・・・・暗号書等の取り扱い・・・海軍は「軍機密」ではなく「官房極秘」
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