海外の暗号小説
第101話 知ってたつもりで意外と知らないローマ数字・・・暗号にもしばしば使われる H23.3.9
* 「XC、CXV」という記号、見た瞬間に普通の人にはパットはわからに。
 アラビア数字に慣れているのその代りに雑誌の巻号等で使われるとよく分からない。
 これが「90、115」であるとすぐ分かる人はあまりいないのでは? これがローマ数字である。

 だから、推理小説等で、ダイイング・メッセージや簡単な暗号によく使われるのだろう。

* ローマ数字の基本
 古代ローマで誕生「T」が1、「U」が2、「V」が3、「W」が4、「X」が5、「X」が10ぐらいは、よく出てくるので分かる。
 「L」が50、「C」が100、「D」が500、「M」が100であることはちょっと首をかしげてしまう。参考書やネットで調べ始める。
 「i、v、x、l、c、d、m」と小文字で書く場合もある。

 調べる過程で、ローマ数字では3999までしか表せないことを初めて知りました。
 これは、「古代ローマ時代は、一般人には、1000以上の巨大な数字を扱うことは極めてまれで、最大限でも4000未満であった」という説があるそうです。
 
組合わせて書く場合は、大きな数字は左側に書く。例えば、「XXV」、「23」となる。
 しかし、Wのように、大きな数字が右に来る場合もある。右の数が5倍と10倍の時である。

* 減算則
 @ TはVおよびXだけから引き算できる。
 A XはLおよびCだけから引き算できる。
 B CはDおよびMだけから引き算できる。
 C Vは何からも引き算できない。
 例:49=XLIX・・・ILではない。

 アラビア数字があれば、日常生活、業務に支障がないので、こんなややこしい数字はあえて覚える必要はないと思うが、頭の片隅に入れておけば、推理小説を読む時に役立つかもしれない。
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