海外の暗号小説
第20話 ドイツ・フランクフルトで見た暗号機「エニグマ」 H17.11.27
この夏、スイス・オーストリア・ドイツと気ままなヨーロッパ旅行に行ってきました。
最後に寄ったドイツのフランクフルトで自由な1日、フランクフルトカードを購入して、博物館巡りをしてきました。フランクフルトカードは、市内の交通機関はフリー、主要な博物館は半額で入場できる等お得なカードです。
通信史に興味のある小生、市内地図を見て通信博物館があるの気づき入ってみました。
ドイツの郵便の歴史や、電話の歴史等、実物や写真等を活用してドイツ語が分からなくても内容が分かるようになっていました。そして、そこで、なんと実物の「エニグマ」が展示してあるのを見つけました。
日本人からすれば、暗号機を普通の博物館に展示しているとは思わないでしょう!全く予想していませんでしたので、驚きと歓喜で一杯でした。
日本では、終戦時、暗号関係者は処罰されると言う噂と秘密保全の観点から、暗号書を含み暗号関係の書類とともに暗号機も全て破棄してしまったため、実物の暗号機は残っていません。もし、あったとしても、日本では博物館に展示するでしょうか?
ドイツには、幾つ、暗号機「エニグマ」が残っているのだろうか?フランクフルトの通信博物館にあるのですから、恐らくベルリンとか主要な都市の通信関係の博物館あるいは、歴史関係の博物館にも展示しているのでしょうか?
「エニグマ」は、2種類展示してありました。転輪が3個のものと、4個のものです。
 写真:暗号機「エニグマ」
2種類並列 転輪3個のエニグマ 転輪4個のエニグマ エニグマ使用中の写真
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