海外の暗号小説
第36話 絵文字は世界共通語? H19.1.16
読売新聞 平成18年4月22日夕刊 「世の中探検隊」から
「絵文字」:その歴史は古く、ルーツは石器時代に描かれた洞窟の壁画(フランスのラスコー洞窟等)までさかのぼる。
英語では「ピクトグラム」と言い、意味するものの形を使って内容を表す記号の一つ。
1964年の東京オリンピックは、絵文字が表舞台に登場して記念すべき年。日本語の分からない外国人に日本人デザイナーが絵文字を提案。競技種目について約60種類の図記号を使用。世界には文字が読めない人もおり、インドでは、薬の服用方法について、時間・種類・量等を絵文字で表示。
最近は、情報技術との組み合わせで更に進化、外国人とのコミュニケーションをとる"新しい道具"として注目が高い。特に現代っ子の間では携帯メールのやり取りに欠かせない。・・・これは日本特有らしい。ヨーロッパの携帯には絵文字は無いとの事。記号を使った標記を使用。

しかし、絵文字には夫々の文化がある。例えば「朝」。日本は「鶏と日の出」しかし、ケニアでは、鶏は夜明け前に鳴くとされ、日本の絵を見ても、「朝」とは分からない。・・・・ここら辺が「暗号」に繋がると思った。

NPO法人「パンゲア」では、翻訳機能を開発、一方を送ると画面に両方の絵文字が並んで表示されるとのこと。

同一文化の範囲であれば絵文字は概ね意味が分かるが、記号を使った文字(スマイルとか怒っているとか)は、小生には分からないものがある。これは年代の差だろう。若い人のことが年配者には良く分からないことがある。
若い人が話をしているのを聞いていると、時々チンプンカンプンの時がある。まるで、暗号のように!

inserted by FC2 system