海外の暗号小説
第42話 古文書、日本人が書いた文字が読めない! H19.8.14
NHK学園の「古文書に親しむ」講座について新聞に記事が載っていた。

「たった二、三百年前の日本人の書いた文字が読めない。資料館などに展示された文書を前に、忸怩たる思いをした人は多いはず。今、古文書に取り組み、江戸の人々と会話するシニアが増えている。旧家に眠っていた大福帳で当時の暮らしに触れ、公的施設に残る訴状から事件の背景を知る。非的楽しみに加え、同行の友と語らう楽しさもあるようだ。」

確かに、古文書が読めない。まさに暗号解読である。日本人が日本語の
暗号解読をしているのだ!!

古文書は、当て字、異字体が使われ、一筋縄では解読できない。辞書で調べても分からない文字を、普段の生活の中からひらめいてくれば楽しい。
お触書が読めても、木版の文学作品が読めるわけではない。どうしても読めなかった文字が、5年後に読めることもある。

昔の人はあの崩れた文字をよく読めたものだ。また、書いたものだ。
悔しいけど、読めない、書けない。パソコンを使っていると益々書けなくなる・・・・


古文書に親しむポイント
@ 入門
 多くの自治体の図書館や歴史博物館、古文書を収蔵している公的施設などで入門、初級等の講座を開設している。
A 上達のコツ
 最初から崩した文書を読むより、まずは資料集など活字になったものを多く読む。慣れてから古文書に取り組む。
B より楽しむ
 上達のためには、特定の分野のみでなく、多様なものを読み、色々な分野のことばにふれる。
浮世草紙、手紙文、お触書、公的日記、個人の日記等々。
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