海外の暗号小説
第45話 赤福の暗号 H19.10.28
最近、食の安全が問題なっている。特に、日本における食品の製造における偽装は、あまりにも嘆かわしい。
今まで、日本の食品は安全だといわれてきたが、これでは中国を批判することも出来ない。

そもそも、日本の食品関係の安全基準は、ヨーロッパやアメリカに比べ、かなり低いとのこと。日本の基準で作った製品はヨーロッパでは買ってもらえないとのこと。東南アジアで厳しい基準で作った商品がヨーロッパに輸出されている。

それはともかく、最近の食品の偽装。長年にわたり状態のように行われていたとは恐ろしいものだ。
ミートホープ、赤福、比内地鶏、山形屋等々。食品偽装列島とは!!!
そう言えば暫く前に雪印の問題もあった・

そこで暗号だ!
赤福は冷解凍の有無や売れ残りを再包装したものかなど、商品ごとに違う複雑な工程を、担当者が一目で見分けるための細工を製造日印にしていた。

消費者には分からない赤副内の「暗号」!

記号は「謹製」と書かれた製造日印にあり、日付の後に「.(ピリオド)」と「−(ハイフォン)」を付けていた。
・ この両方があるものは、一度店頭に並んで売れ残った商品を回収し直す「巻きなおし」をした商品。
・ ハイフォンだけのものは製造日の日付を前もって翌日以降とした「先付け」のもの。
・ 消費期限の後にピリオドがあるものは冷解凍の肯定を経たもの

いずれも回収後に、再度巻き直しや冷凍する工程に回らないようにしていた。
新しく作られた商品にはこうした記号はなく、売れ残った後に、巻き直しや冷凍できる商品として認識されていた。

例:謹製印の中の日付
  「19.10.23」・・・偽装なし。  
  「19.10.23.−」・・・・売れ残りを巻き直し
  「19.10.23−」 ・・・・製造日以降の日付を先付け

 :消費期限
  「19.10.25.」・・・・・解凍し出荷

悪知恵の働く業者は、地獄に落ちろ!!

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