海外の暗号小説
第47話 ダ・ヴィンチ:「最後の晩餐」に音楽が! H19.11.24
昨年は、ダン・ブラウンのダ・ヴィンチ・コードが大ブレークしたが、もうその勢いも絶え、中古の本はブック・オフ等で100円で売られる状態であり、話題になることもめったになくなった。
と、思ったら今度は、ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」に音符が隠されていると言う説が発表され、新たなる「ダ・ヴィンチ・コード」として話題になり、注目されている。

イタリアの音楽家(ジャズ奏者)でコンピューター技師のジョバンニ・マリア・パーラ氏が、今月9日にイタリアで出版された著書「隠された音楽」で発表した。

パラ氏はコンピューターを用いて五線譜を絵に重ね合わせてみたらしい。
絵に描かれた食卓の上に並んだパンを線で結び、この線をもとに五線を引く。
次にパンや、キリストと弟子たちの手を音符とし、普通の楽譜とは反対に、右から左に演奏すすると、40秒の曲になり、「レクイエム」のように聞こえると言う。

楽譜を右から左に読んだのは、ダ・ヴィンチが文字を右から左に書く癖があったからと言う。

この音楽は、ダ・ヴィンチの時代に良く使われたパイプオルガンで演奏すると、最も美しく聞こえると言う。

パーラ氏が研究を始めたのは4年前からで、ニュースでダ・ヴィンチが作品の中に音楽を隠したと言う研究者等の説を聞いたからと言う。
テーブルが横一直線(水平)になっていること、背景が垂直のラインで構成されていることにインスピレーションがひらめいた。これはきっと、楽譜ではないか!?


また、別の「秘密」も発見したとも書かれているらしい。
使途やパンにマーキングした部分をそれぞれつなげるとヘブライ語の文字が浮かび上がったり、シンボリックな図像もイエスの部分から読み取れるとのこと。


関連するページ
 ・ 海外ニュース: Independent On Line News    Musician finds hidden hymn in Da Vinci work
 ・ 著者・パラ氏のサイト: Giovanni Maria Pala
 ・ 発見した音楽を聞くサイト(VIDEO NEWS): Leonardo painting has coded 'soundtrack'
 ・ 著者による発表ニュース: 動画ニュース
 ・ 最後の晩餐のサイト:  THE LAST SUPPER IN DETAIL
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