海外の暗号小説
第57話 届け宇宙人への手紙   読売新聞「日本の知力 第2部 科学で考えるE」より H20.3.10
読売新聞朝刊の2月の一面特集記事に「日本の知力 第2部 科学で考える」が掲載された。
その6回目(2月27日)に、小説カール・セイガンの「コンタクト」を思わせる記事が載った。

「00000001010101・・・・・」
1974年、米国の天文学者フランク・ドレイクは、0と1からなる1679文字の暗号文を電波望遠鏡から送信した。
あて先は、2万4000光年先の球状星団M13に住む「地球外知的生命」、つまり宇宙人。

受信側に人類程度の数学知識があれば暗号は解け、地球文明の情報が盛り込まれた画像が完成する。
* 「DNA構造を表す化学式」、「DNAの二重らせん」、「人間の身長」、「太陽系の天体」等だという。
だが、宇宙人がすぐ返信しても、届くのは4万8000年先だ。

気の遠くなるような話ではある。科学者、天文学者とは不思議な人たちではないか!地球が消滅し、人類が滅亡しているかもしれない、あるいは存続していてもどうなっているかも分からない五万年も先のことを考えて実行しているとは!!!!
夢かもしれないが、あまりにも先のことなので、凡人にはピンと来ない。

ましてや、広大な宇宙(1000億の銀河、各銀河には1000億の星)に生命体はいるのかも分からないのに!


*宇宙へ向け、「瓶詰めの手紙」も送り出しているという。
 ・米航空宇宙局(NASA)が70年代に打ち上げた4機の探査機。
  1 人体図などを彫った金属板を載せた「パイオニア10号」・・・最も近い惑星系に到達するのは西暦3万45年頃
  2 各国語の挨拶などが録音されたレコードを搭載する「ボイジャー1号」・・・地球から1600億キロ先を飛んでいる。
 
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