海外の暗号小説
第64話 NHKニュースで暗号特集 H20.11.27
11月10日のNHKニュースウォッチ9(夜9時放送)で、暗号について8分程放送された。
ニュースでこれだけの時間、暗号について放送するのは珍しいのではないだろうか?

内容は、現在のインターネット時代における暗号の必要性を訴えるものだが、解読し悪用する側と情報を守る側の攻防を分かりやすく解説していたと思う。

骨子:
・携帯電話やパソコンのデータは一般的には暗号化されている。が、強度は問題。
・個人情報等重要なデータを送信するときは鍵マークと共に「SSL通信を開始します」と表示される。
・文字はすべて、「0」と「1」のデジタル化され、それに暗号をかけて意味不明にしている。
・フランスパリで、カードの暗号を解読し、偽造カードを作成した男が捕まり禁固刑に
 システムの改良に、50億円投入
・神戸大学大学院の研究・・・無線LANの情報は簡単に盗聴され、解読される。解読ソフトを開発。
・1980年代のスパコン(10億円程度)より、今の家庭用パソコンの方が凄い・・・パソコンは進歩
・情報処理推進暗号グループの山岸氏・・・新しい暗号の必要性
・鎌倉の三菱電機情報技術研究所・・・松井充氏
 →量子暗号研究の研究の場面あり。・・・・盗めば情報は壊れる。ばれる。
・アメリカでも無線LANから4000万人の個人情報が盗まれた事例あり。

他の放送局の番組でも、カード情報が盗まれる事案が増えているというようなニュースが最近頻繁に流れているような気がする。
現代暗号は、理論的には、素人にはさっぱり分からない分野だが、暗号関係企業や専門家の方々には、暗号を解読し悪用する者たちに立ち向かい、善良な市民の個人情報保護に貢献して頂きたいものである。
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