海外の暗号小説
第69話 日本人の遺伝情報解読へ H21.1.21
H21.1.8、読売新聞に、次のような記事が掲載された。

『 日本人の全遺伝情報(ゲノム)を解読するプロジェクトが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)を中心に2009年から本格的にスタートする。今後3年間をかけ、日本人特有の病気やルーツなどの解明に役立てる。

 プロジェクトは、日本人で最も標準的な白血球の型を持つ男性1人を選び、生命の設計図を構成する4種類の物質(塩基)の配列を解読し、外国人と比 較する。外国人とのゲノムの差のデータを蓄積すれば、日本人に多い病気の解明、体質にあった薬の開発や投与法を突き止めることが可能になる。プロジェクト 代表者の平野隆・同研究所主幹研究員は「人種間のゲノムの違いは約0・1%と考えられていたが、実際はその10倍以上の差がある。日本人がどのように形成 されたかもわかる」と話す。』

ゲノムの解読は、解明されているようでも未解明の分野が多いようで、マダマダこの研究は続けられるのであろう。

人の寿命が延びるのは良いことであるが、認知症や植物人間のようになり生きていることに価値があるのか、最近疑問を感じている。人としての意識が在ってこその寿命ではなかろうか?そういう意味でのゲノムの解明をして頂き、意識と体調の合致した寿命の延長が出来ればと思う。


ゲノムの解読プロジェクトは数多くあるがヒトゲノムの解読は以下のようである。

『ヒトゲノムのこのプロジェクトは、1990年に米国のエネルギー省と厚生省によって30億ドルの予算が組まれて発足し、15年間での完了が計画されていた。
発足後、プロジェクトは国際的協力の拡大と、ゲノム科学及び歩コンピュータ技術の急速な進歩により、下書き版(ドラフトとも呼ばれる)を2000年に完成した。これは予定より2年早い完成であった。
完全・高品質なゲノムの完成に向けて作業が継続されて、2003年4月には完成版が公開された。そこには人の遺伝子の99%の配列が99.99%の正確さで含まれるとされている。

inserted by FC2 system