海外の暗号小説
第78話 スパイドラマ「潜伏」、中国で大人気 H21.5.17
読売新聞:2009.5.16、朝刊から

新中国建国(1949年)前の国共内戦期に、国民党の特務機関に潜伏し、共産党に機密情報を流し続けた男の生き様を描いたテレビドラマ「潜伏」が、昨年末から今年にかけて中国各地で放映され、好評を博しているとのニュース。
人気の秘密:主人公が駆使する臨機応変の処世術
時代背景は60年も前の「スパイドラマ」。
派手なアクションはなく、緊迫した駆け引きや腹の探りあい。臨機応変の対応で、上司や周辺の疑惑の目を欺き、決定的な窮地に陥っても、相手の隙を突いて反転攻勢に出る。こうした面白さが受けて、各地でトップ視聴率。ネットでも話題沸騰。続編や映画版の製作の話も。

監督は、「これまでのように国共両党を単純に敵味方に分けるのでなく、客観的に描いた」として、従来の型を打ち破ったことが成功の要員と強調。

・ ドラマには確固たる信念の軌跡を描くことで、愛国主義の高揚等に合わせて、共産党政権の求心力低下に歯止めをかける狙いも。

別の見方:次のメッセージがある。
*上司が主導権を握るためには、部下を団結させてはいけない
*上司は部下に自分を信じさせるべきだが、部下を単純に信じてはいけない。

** 写真があり、その説明に「ラジオで
暗号による指令を受ける主人公」とある。是非観てみたいものだ!

「潜伏」のニュース:CHINA7

また、別のニュースでは、5月1日に「南京」に「スパイ博物館」が出来たそうだ。中国人は無料で入館できるが、外国人は入場できないとのこと。

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