海外の暗号小説
第85話 暗号、規則と鍵を複雑に      H22.3.8
読売新聞の22.3.6夕刊に暗号に関する記事が載った。
ふしぎ科学館というシリーズ(子供向けの科学解説記事。暗号について、分かりやすく、簡単に要素を記述してある。

主たる内容
*KDDI研究所・田中俊昭さん
 ・ シーザー暗号の解説・・・規則と鍵の二つの要素が備わっている。
 ・ スキュタレー暗号の説明
 ・ 生活に暗号が必要なのか・・・クレジットカードの番号や名前を知られたら困る
*中央大学教授・辻井重男先生
 ・ エニグマの解説・・・実物を持っているらしい。
 ・ 現在の暗号の説明・・・素数を使ったRSA暗号
 ・ 現在のパソコンでは2000台を1年間使い続けて、2を700回かけた数の鍵が解ける程度の解読能力
 ・ 究極の暗号・・・量子暗号

*「2010年問題」進まない強化
 ・米国では政府が使う暗号のうち5方式を、今年中にさらに強力な方式に切り替える。・・・
  コンピューターの性能が向上しても、解読に非常に時間がかかるように、暗号の鍵となる数字の桁を現在の倍に増やす。
  米政府と関係のある企業や団体は多いので、暗号強化が世界で進む効果がある。
  しかし、強化には時間とお金がかかるので、一般社会にはそれほど広まっていない・・・これを「2010問題」と呼ぶ。
 ・パソコンや携帯電話にも、暗号機能は搭載されている。対応していないと将来安全な通信が出来ない可能セもある。

* 情報処理推進機構セキュリティーセンター・山岸篤弘・暗号グループリーダー
 ・ 専門家だけでなく、一般の人も安全性に気をつけるように!!

エニグマ、素数、量子の説明あり

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