海外の暗号小説
第90話 CAI:Kryptosの最後の暗号、ヒントが発表される H22.12.7
CIAとは?NSAではないんですよね?

今日、アップした「ダ・ヴィンチ・コード誕生の謎」にも載っていた。

「新作のために全面的に協力していると噂される専門家に、ジェイムズ・サンボーンがいる。ヴァージニア州ラングレーのCIA本部正面に据えられている立体芸術作品「クリプトス」の暗号を作った人物である。〈オリジナル・ダ・ヴィンチ・コード・チャレンジ〉のコンテストでダンが示した手掛かりに基いて、テイラーは「クリプトス」に記された四つの暗号が「The Solomon Key」で中心的な役割を果たすと推測している。興味深いのは、この暗号のうち最初の三つは解読済みだが、四つ目はいまだに謎だという事実である。ひょっとしたら、幼いころから暗号や謎を愛してやまず、解読を得意とするダンは、この暗号を誰よりも早く解いたのかもしれない。新作の中でその答えをほのめかす可能性もあるが、読者自身が知恵を絞れるよう、最終的な答えは教えずじまいにするとも考えられる。」



以下のニュースから察するに、ダンは解読できず、新作にも載っていないのであろう。
まだ、未読だが「The Solomon Key」は、「ロスト・シンボル」のことであろう。

(CNNのホームページから)
 バージニア州ラングレーの米国中央情報局(CIA)本部に設置されている、暗号が刻まれた彫刻「クリプトス」について、制作者がこのほど暗号解読のためのヒントを発表した。

「クリプトス(Kryotos)」は、ギリシャ語で「隠された」という意味。銅製のパネル4面から構成され、それぞれの面には無作為に並ぶ文字による暗号文が打ち抜かれている。CIA本部に1990年11月に設置されて以来、多くのファンを獲得。世界中の暗号マニアや暗号学者らが熱心にその解読に取り組んできた。小説「ダ・ヴィンチ・コード」で有名なダン・ブラウン氏の新作「ロスト・シンボル」でも、クリプトスが取り上げられている。

4面のうち3面は、1998年にすでに解読されている。残る1面の暗号は4面の中で最も難解なものとされ、現在も未解読のままだ。制作者はアーティスト、ジム・サンボーン氏。同氏がこのほど明かしたヒントによれば、第4面の暗号文の中にある1節の97文字のうち、64文字目から69文字目の「NYPVTT」の6文字を解読すると「BERLIN」になるという。

今回、暗号解読のヒントを出した理由について、同氏はCNNに対し「クリプトスがCIA本部に設置されてから、先日の11月6日でちょうど20年目を迎えたから。そして11月は私の誕生月で、記念に何かをしたかったからだ」と語った。

さらに、大勢の人からひっきりなしに「暗号が解けた」と言われるのにうんざりしたことも、理由のひとつだったという。このほど「Kryptosclue.com」というサイトも開設したのはそのためで、暗号を解読したと思う人は同サイトへメッセージを送ってほしいと述べている。

数学に強くない人でもこの暗号を解読することは可能だとサンボーン氏は語っている。


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