日本の暗号小説
作者名 森 史郎
松本清張への召集礼状
発行日:2008.3.20
出版社:文芸春秋
形式:新書
目次

第1章 松本清張への召集令状
第2章 最初の軍隊生活
第3章 ある日の松本清張
第4章 孤高の作家
第5章 召集令状とは何だったか
第6章 松本衛生兵の真実

ストーリーの概要
 一家七人を支える中年版下職人に、意外な赤紙が届いた。
 その裏事情とは? 後の作品に託した叫びとは?
 担当編集者時代の私的メモをまじえ、戦争が残した深い傷に迫る究極の作家論。


遠い接近」の著作上の背景
 ・本人自身の招集礼状への疑問
 ・近所に住む青年の戦死
 ・「文芸春秋」昭和30年2月号の記事「『兵隊製造人』の手記」


目次の細部
第1章 松本清張への召集令状
 Tはじめての「赤紙」 U職人としての人生
第2章 最初の軍隊生活
 Tなぜ赤紙がきたのか U朝鮮海峡を渡る V「遠い接近」の原点
第3章 ある日の松本清張
 T浜田山通いの日々 U学会との対立
第4章 孤高の作家
 T作家への道 U痛烈な分断批判
第5章 召集令状とは何だったか
 T選ばれた兵士たち U召集礼状のカラクリ
第6章 松本衛生兵の真実
 T戦地で体験したこと U清張ミステリーの発端 V元陸軍兵士の叫び
暗号について
第2章 最初の軍隊生活 V「遠い接近」の原点
*何故、32歳にもなり、徴兵検査で第2乙種なのに招集されたのか?
 ・受付から「ハンドウを回されたな」と言われた・・・「ハンドウを回す」の意味は?
第5章 召集令状とは何だったか U召集礼状のカラクリ
 *招集礼状の「犯人」さがし
  ・妻に、区役所の兵事係の収集を依頼・・・誰が担当か?連絡の暗号を打ち合わせ
   ・兵事係長の名前は「印刷課長」、宛名を書いた係りは「○○さん宅には男の子が生まれました。」
   ・妻からの待望の手紙・・・印刷課長の名は河島」、生まれた男の子の父は「稲村重三」
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