暗号理論
[ア行 作品]
作品名 暗号作成アルゴリズム  (「数理化学1988.6」所収)
著者名 一松 信
発行日:S63.6.1
出版社:数理科学社
形式:雑誌
目次
特集:生成発展系アルゴリズムとグラマ
・アルゴリズムとグラマ : 野崎 昭弘
・自然言語とアルゴリズム : 草薙 裕
・文字列照合 : 仙波 一郎
・帰納推論アルゴリズム : 横森 貴
・生成システム・音楽・フラクタル : 今野 紀雄
・暗号作成アルゴリズム : 一松 信
・グラフ・グラマとその生成機能
・発生オートマトンとニューロ・コンピュータ : 和田 健之介
・生成発展系と並列処理 : 西田 泰信
・免疫と生成文法 : 土居 洋文・岡崎 賢二
概要
特集の意義から、各論文の表題を目次に形成した。アルゴリズムは、直接・間接に暗号に関与する理論だろうと思考する。
* 暗号作成アルゴリズム
0 はじめに
 暗号の算法(アルゴリズムの訳語)は本質的に「文字」の変換操作
1 文字をめぐって
 ・文字に関する規則は、原語の文法に比べると小数で、機械的・局所的に適用できるのが大半である。
 ・暗号文で変換の対象になる「文字」は必ずしも通常の文字と同一ではない。
 ・英語はアルファベット、中国語、日本語は数字のコードに直すことが多い。文字の種類を減らす。
2 暗号の抽象的算法
 ・暗号、解読、複合等の定義
 ・換字暗号、転置暗号、乱数。逐次暗号とブロック暗号。
3 非対称暗号系
 ・公開鍵暗号:非対称暗号系。RSA、DES暗号
4 RSA方式の実際
 ・RSA暗号の基本的理論
5 署名法
 ・秘密の鍵と公開鍵・・・署名付き秘密通信
6 電話でジャンケン
 ・互いに自分の手を相手に知られずに、相手の手を知ることが出来るだろうか?
∞ むすび
 ・生成発展毛糸は余り縁のない整数の変換の話。非対称系には整数論の多くの算法の応用が工夫されている。
 
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