暗号理論
[フ行 作品]
作品名 ブロックチェーン dapp&ゲーム 開発入門
著者名 Kedar Iyer/Chris Dannen  訳:久富木 隆一
発行日:2019.3.18
出版社:翔泳社
形式:22.5×18.5
目次
第1章 
概念の紹介
第2章 イーサリアム開発環境
第3章 イーサリアムの初歩
第4章 スマートコントラクトの理論的概要
第5章 コントラクトのセキュリティ
第6章 暗号経済学とゲーム理論
第7章 ポンジとピラミッド
第8章 宝くじ
第9章 償金付きパズル
第10章 予測市場
第11章 ギャンブル
概要
 分散アプリ(dapp)の基本を学び、実装したい人のための本格入門書

 人工知能(AI)や機械学習に並び、現在注目されている技術の一つがブロックチェーンであり、dapp(分散アプリ)です。

 ICOやSTOといったトークンの基盤となる暗号通貨としてFinTech分野で期待されるのみならず、非中央集権的なWebであるWeb3.0時代における世界的規模のコンピューティングプラットフォームとしてもブロックチェーンは注目されています。
 そのため、現代のソフトウェアエンジニアにとって、ブロックチェーンやブロックチェーン上で動作するdapps開発の知識は、避けて通れないものになってきています。

・ブロックチェーンの概念
・開発環境
・スマートコントラクト(仮想マシンで自動実行される
 ブロックチェーン上のプログラム)
などの基礎を学びつつ、ゲームを中心に現実的なアプリケーションを実装していきます。

具体的には、ビットコイン(Bitcoin)以降に登場し、ユーザーが多く、dapps開発基盤のデファクトスタンダードとなっているイーサリアム(Ethereum)で、スマートコントラクト実装用の言語「Solidity」を用いて、ゲームやアプリの開発を学んでいきます。

決して多すぎないページ数に凝縮された解説を読めば、なたもブロックチェーンアプリ開発の概観を掴むことができます。
本書を読むことで、ブロックチェーン上でできること、できないことについて、現実的な、地に足の付いたセンスが得られるはずです。

また、特にゲーム開発者にとっては、乱数生成アルゴリズム、データ隠蔽、ゲーム内経済やゲーム理論など、示唆に富む内容で満ちており、他にはないユニークな一冊になっています。

さらに、実際にアプリを構築する段階で、特に問題となりやすいのがセキュリティです。ざまな事件の原因となった脆弱性を取り上げながら、気をつけなければならないポイントを複数の章にわたって解説しています。
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