暗号戦史
「チ行 作品」
作品名 諜報機関   あなたを狙うスパイの脅威
著者名 市川 宗明
発行日:S53.1.31
出版社:広済堂出版
形式:新書(Kosaido Books)
目次
第1章 JCIAの全貌
第2章 日本を狙うスパイの脅威
第3章 東側諸国の諜報活動
第4章 西側諸国の諜報活動
第5章 苛烈な国際諜報戦争 
ストーリーの概要
スパイの世界を内側から紹介。国際スパイマーケットである美本でのスパイ合戦や、最新の科学技術を駆使して戦う米ソの秘密戦争や、更には内閣調査室・自衛隊二部別室をはじめとする世界各国の秘密諜報機関、ソ連のスパイ学校の実態を著述している。(但し、30年前の本である。内容はその当時のことである。過去の史料として参考になる。)

目次の細部
第1章 JCIAの全貌
 1 日本の中央情報機関・内閣調査室 2 "特高"の血をひく公安調査庁 3 2万人を擁する警備公安警察 4 自衛隊の諜報組織のベールを剥ぐ 5 調査学校と二部別室の実態 6 総合商社の情報収集能力
第2章 日本を狙うスパイの脅威
 1 諜報に無防備な日本の法律 2 在日外国人の五十人に一人はスパイ 3 八百系統もの怪電波が乱れ飛ぶ日本列島 4 日本海ルートの白い快速艇 5 北朝鮮スパイの餌食にされる在日韓国人 6 中国の核開発に従事した東海村の技師 7 外人産業スパイに弱い日本企業 8 ソ連の対日情報収集の実態 9 CIA対KGBの日本戦争 10 ミグ25亡命事件はCIAの陰謀か?
第3章 東側諸国の諜報活動
 1 ソ連のスパイ選抜法 2 レーニン技術学校という養成機関 3 卒業試験は拷問テスト 4 ミニ世界を形成する七つのスパイ工場 5 ガツィーナという上級学校の実態 6 クレムリンに直結するソ連の秘密権力機関 7 独自の道をいく中国の諜報謀略機構 8 中国の影の内閣・公安部 9 北朝鮮の中野学校・第一二四軍部隊
第4章 西側諸国の諜報活動
 1 西側のスパイ候補生 2 スパイの女王シュラグミューラの伝統 3 アメリカの諜報組織の全貌 4 見えない政府CIAの実態 5 四百年の伝統をもつ女王陛下の秘密諜報機関 6 スパイ地獄に生きる西独の諜報機関 7 個人技にすぐれたフランスの諜報機関 8 反共の砦KCIAの素顔 9 大陸時代の特務工作を踏襲する台湾 10 四面楚歌のイスラエルの諜報組織
第5章 苛烈な国際諜報戦争
 1 戦後の方向を決めたラストボロフ亡命事件 2 東側に寝返った"1007" 3 頭脳ジャックで核兵器の開発 4 スパイ交換の不思議 5 起高度偵察飛行に執着するアメリカ 6 七つの海で暗躍する米ソのスパイ船 7 宇宙空間を飛び交うスパイ衛星 8 核攻撃から米本土を守る複合衛星 9 ソ連が開発したスパイ衛星破壊兵器 10 UFOスパイ衛星説 11 小さなスパイ兵器・盗聴器の活躍
暗号について
第2章 日本を狙うスパイの脅威
 3 八百系統もの怪電波が乱れ飛ぶ日本列島
  ・ その多くはモールス信号を数字に置き換えて短波で流す「A3方式」などのスパイ暗号通信
  ・ その怪電波の80%以上が北朝鮮関係

第4章 西側諸国の諜報活動
 3 アメリカの諜報組織の全貌
  ・ NSAの活動内容:暗号解読
  
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