暗号戦史
「チ行 作品」
作品名 駐米日本大使館「二日酔い」説は濡れ衣だ
著者名 井口 武夫 深田 祐介









2009.2号
発行日:H21.2.1
出版社:文芸春秋
形式:雑誌
目次
「なし」
ストーリーの概要
対米開戦通告はなぜ遅れた?
「空白の15時間」に暗躍した大物の陰を追う執念の追求・・・開戦神話の崩壊
*「職務怠慢説」の真偽に迫る
 ・ 日本英符は、攻撃開始30分前の1941.12.7午後1時(ワシントン時間)に、米国政府に開戦通告文を手交するはずだった。ところが、在米日本大使館が暗号電報の解読・浄書に手間取り、午後2時20分になってしまった。攻撃はその約1時間前に始っていた。
 ・ 遅延の理由:在米大使館の職務怠慢」・・・・東郷外務大臣、加瀬アメリカ局第1課長
 ・井口氏「開戦神話」を上梓・・・・本省他の責任を主張
* あらかじめ裏切られた対米交渉
 ・ 開戦に至るまでの日米間の交渉経緯
* 電報送信を遅らせた参謀とは?
 ・ 覚書送信に関する事実
 ・ 大統領から天皇に対する親電を参謀本部戸村少佐が遅らせた
* 「通説」を疑え!
 ・ 本省の大臣や幹部が東京裁判対策のため、出先に責任を押し付けようとしたことが、すべての根本
暗号について
* 本省が送信を遅らせた上、わざと解読・浄書に手間取るように詭計を案じた
* 覚書は14部、なぜか第14部だけは本省で15時間も保留された・・・・「以下発電保留」と手書き注記
* 第13部まで、175字の誤記、それを第14部と一緒に送信・・・何故?
* 瀬島龍三の関与は?
* 暗号機破壊指示、米人タイピスト使用禁止指示
* 「大至急」指定でなく「至急」に格下げ・・・・決済後、誰かが改竄し、遅配を指示?
* 郵便受けに溜まった外交公電の不思議・・・公電は必ずサインをして受け取る慣わしだった!
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