|
発行日:2016.9.23
出版社:芙蓉書房
形式:四六判 |
目次 序 ―― 国際的情報活動の重要性
1 「情報」の視点から見た戦争
1) 孫子と情報戦
2) 「情報」の感度は国民性によって異なる
[閑話休題1 ]小沢治三郎の慨嘆と福留繁・中沢佑の述懐
[参考1 ]日本海軍の暗号
3) 情報関連の語彙に乏しい日本語/日米海軍の「情報戦」への認識の違い
2 米海軍の情報戦のキーマン、ロシュフォートとレイトン
1) 暗号情報解読のエキスパート、ロシュフォート
2) ニミッツ長官の情報参謀、レイトン
3 三年間の日本留学で日本語をマスター
4 帰国後は情報参謀
1) ロシュフォート、太平洋艦隊作戦参謀補佐兼情報参謀となる
[閑話休題2]学歴による士官登用
2) 無線諜報機関ハワイ支所の充実
3) レイトン、太平洋艦隊情報参謀となる
5 ロシュフォート、ハワイの暗号解読機関の長に
6 真珠湾奇襲前後の無線傍受・解読態勢
1) 日本海軍艦隊の所在を探査
2) 傍受電解析により日本海軍の戦時体制準備を推測
3) ハワイが攻撃されるとは誰も思っていなかった
[閑話休題3]単冠湾での出来事
[参考2]大和田通信所
4) 日本の外交暗号は解読されていた
5) 陸海軍間の情報共有は不十分だった
6) 真珠湾奇襲後の暗号解読、無電傍受体制
7) 海軍首脳の新布陣、キング、ニミッツがトップに
8) 通信情報部門の陣容が変わる
9) 無線傍受部門の人材増強
7 サンゴ海海戦までの情報戦
1) 真珠湾の再奇襲をハイポが予測
2) 傍受無電解析からサンゴ海海戦を予測
[閑話休題4]煙草とコーヒー、映画『地上より永遠に』
3) ハイポ・ベルコンネン・ネガト
8 サンゴ海海戦と情報戦
1) レイトン参謀とそのグループ
[閑話休題5]吉村昭とドーリットル
2) サンゴ海海戦始まる
3) サンゴ海海戦の結果
9 ミッドウエー海戦とロシュフォート
[参考3]キング戦略と日本海軍戦略
1) 日本軍の次の攻撃目標はどこか
2)暗号名「AF」をミッドウエーと推測
3)ハイポとネガトの対立
[閑話休題6]作戦参謀の情報無視の一例
4) 偽情報を使ってAF=ミッドウエーを確認
5)ミッドウエー海戦前夜の情報戦4
[参考4]米軍による日本海軍暗号書の強奪
6)日本艦隊の動きを予測
7)/ミッドウエー海戦はじまる
[参考5]南雲艦隊草鹿参謀長の悔恨
10 ロシュフォートの更迭
1) 情報センターの設立問題
2) レッドマン兄弟の陰謀
[参考6]シカゴ・トリビューン紙事件
3) ロシュフォート更迭の動きが加速
4) 小さな造船所所長として新型浮ドックを建造
5) 通信部勤務 11 太平洋戦争終了後のロシュフォートとレイトン
1) 現役復帰し、日本語文献の翻訳担当に
2) ロシュフォートの死/戦後のレイトン
|