暗号戦史
「ホ行 作品」
作品名 ポーツマスの旗    外相・小村寿太郎
著者名 吉村 昭
発行日:S54.12.20
出版社:新潮社
形式:四六判
目次
「なし」
ストーリーの概要
 日本の命運を賭した日露戦争。国民の多大な期待を肩に、全権・小村寿太郎はポーツマス講和会議に臨んだ。
ロシア側全権ウイッテとの緊迫した駆け引きの末に迎えた劇的な講和成立。しかし樺太北部と償金の放棄は国民の憤懣を呼び、大暴動へ発展する――。
近代日本の分水嶺・日露戦争に光をあて、名利を求めず交渉妥結に生命を燃焼させた外相・小村寿太郎の姿を浮き彫りにする力作長編。
暗号について
* 小村の随員の中の暗号担当者と暗号作業
* ロシアに暗号解読されないように本国との連絡は、特種暗号によった。
* ロシアによる日本外務省暗号の解読の経緯・・・オランダ、明石大佐
* ポーツマスにおける電信室の準備と暗号作業
* 小村はフランス語が出来るのに、ロシア側には出来ないと信じ込ませ、彼らの会話を聞いていた。
* その他、随所に双方の当時の暗号、暗号解読について述べている。
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