暗号戦史
「イ行 作品」
作品名 伊号第27潜水艦の活躍    暗号長の潜水艦戦記
著者名 吉田 菊芳
発行日:H7.7.25
出版社:戦史刊行会
形式:四六判
目次
序章 潜水艦作戦一般と伊号第二七潜水艦
第1章 開戦間もない南東太平洋作戦(吉村艦長)
第2章 昭和十七年のインド洋交通破壊作戦(北村艦長)
第3章 昭和十八年以降のインド洋交通破壊作戦(福村艦長)
終章 戦局緊迫
ストーリーの概要
 伊27潜に竣工当初から乗組んでいた著者は最後の出撃を前に転勤のため同艦を退艦した。
 その1月後同艦はマルジブ諸島沖で撃沈された。
 本書を今尚異境の海底に眠り続ける艦長以下各位並びに多くの潜水艦関係戦没者の霊に捧げる。
暗号について
まえがき
*戦闘配置は発令所中央にある転輪羅針儀の上に固定された机、下箱が椅子、その箱に暗号書を入れていた。
*伊号27潜の戦記を残す・・・海軍日記(全員配られた)に記す
 ・自分でしか翻訳出来ない、一人のみの暗号書を作って記入し続けた。

序章 潜水艦作戦一般と伊号第二七潜水艦
*1ヶ月の暗号教育を受け、暗号員(一人)として伊27潜に乗り込む
第1章 開戦間もない南東太平洋作戦(吉村艦長)
*電信員が「暗号長、着信、サキ(作戦緊急信)だ」・・・すぐに翻訳にかかる。
*暗号机には傍受電報が山と積まれていた。・・・空襲警報と警戒警報の電報だった。

以下随所にこの程度の記述があるが、具体的な暗号作業については記述が無い。

第2章 昭和十七年のインド洋交通破壊作戦(北村艦長)
*飛行機の電報から気象通報に至るまで総て暗号で、平文で受信するものは魚雷を受けた商船の打つ、SOS、又はS・・・・連送の次に、東経何度、北緯何度とあるもの
 ・この平文は潜水艦にとって極めて大切な作戦上の電報
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