暗号戦史
「コ行 作品」
作品名 国家戦略とインテリジェンス いま日本がイギリスから学ぶべきこと
著者名 奥田 泰広
発行日:2011.6.6
出版社:PHP研究所
形式:四六判
目次
第1部 大英帝国の興隆とイギリス情報部
 1 ウォルシンガムに始まる情報伝統
 2 二つの異なるスタイル
 3 フランス革命戦争、ナポレオン戦争
第2部 ドイツ参謀本部と向き合って
 4 組織的なインテリジェンスの時代
 5 MI5とSISの誕生
 6 中東戦線における戦略と情報
第3部 アドルフ・ヒトラーとの対決
 7 平和とターフ・バトルの到来
 8 再びドイツは脅威となるのか
 9 チャーチルの国家戦略とインテリジェンス
第4部 イギリス情報部のさらなる現代化
 10 継続された改革
 11日本の教訓
ストーリーの概要
フランス革命や第一次世界大戦など、イギリスの戦略の背景には常に情報戦(インテリジェンス活動)があった。
 *英国はSSB(秘密活動局)が設立されてから百年が経ち、「情報誌研究」のブームである。
 *イギリス政府が確執つづけ、イギリスの研究者が攻めあぐねている歴史の中に、イギリス情報部の本質がある。
 *イギリスがこれまでどのように情報部を扱ってきたか・・・核心をしること
暗号について
第1部 大英帝国の興隆とイギリス情報部
1 ウォルシンガムに始まる情報伝統
 *スコットランド女王・メアリーの手紙解読・・・フェリプスを長とする暗号解読班

2 二つの異なるスタイル
 *国務大臣サーローの情報活動・・・暗号解読課の存在
  ・郵便物の開封、解読
3 フランス革命戦争、ナポレオン戦争
 *フランス軍の暗号・・・「プチ・シフレ」、「ポルトガル軍の暗号」
  ・英総司令官ウェリントン野[主任暗号解読官・スコベル・・・ナポレオンの暗号を解読
  ・ナポレオンは強度な暗号「グラン・シフレ(大パリ暗号)」導入・・・1年後解読

第2部 ドイツ参謀本部と向き合って
4 組織的なインテリジェンスの時代
 *1944年 外相パーマストンは「暗号解読課」を閉鎖
5 MI5とSISの誕生
 *ツィンメルマン電報事件
  ・海軍情報部「40号室」(暗号解読部門)・・・ドイツ外交暗号の解読に成功

第3部 アドルフ・ヒトラーとの対決
7 平和とターフ・バトルの到来
 *GC&CS(政府暗号学校)・・・SISの管轄下に
 *GCHQ(政府通信司令部)・・・外務大臣が監督
 *ロシアの反乱教唆の証拠として解読資料を公表・・・あり得ない初歩的ミス
  ・ロシアは「ワン・タイム・パッド」暗号に変更・・・解読不可
8 再びドイツは脅威となるのか
 *マスク作戦・・・ロシアの一部の暗号解読
9 チャーチルの国家戦略とインテリジェンス
 *エニグマ解読の威力
  ・GS&CS:「決して鳴くことのない、金の卵を産むガチョウ」
  ・アラン・チューリングの活用
  ・英米の協力・・・「ウルトラ」「マジック」
第4部 イギリス情報部のさらなる現代化
10 継続された改革
 *UKUSA、「エシュロン」
 *米のNSA
11日本の教訓
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