暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日本、諜報戦に敗れたり   「ニイタカカヤマノボレ(証言の昭和史4」所収
著者名 土門 周平
発行日:昭和57.5.25
出版社:学習研究社
形式:B5
目次
「なし」
ストーリーの概要
*待ち伏せされた長官機
*軍事宣伝のポイント
*米軍の対日宣伝
*「神の爆弾」の威力
*飛び交う「声の弾丸」
*米軍を悩殺した「東京ローズ」
*知恵の戦い
*解読されていた暗号
暗号について
*写真・・・暗号通信実施の地下通信室

*待ち伏せされた長官機
 ・「暗号が盗まれているのではないか」・・・「暗号漏洩の恐れなし」→この一事で日米諜報戦に敗れていた

*知恵の戦い
 ・暗号解読は秘密情報の中で重要な手段→各国政府の政策形成に絶大な影響
 ・敵の暗号を解読したか、どの程度かの詳細を伏せておくのは、勝者の特権
 ・日本側
  ・陸軍
    通信諜報の本部:杉並区の老人ホーム「浴風園」   作業の中心:田無市
    陸軍の暗号解読は、対中国はある程度進んでいた、他は限定的
  ・海軍
    海軍の暗号解読は、大和田通信所
    連合軍が船団用に使用した暗号を半分程度。重点は米暗号「CSP-642」だったが、解読不可
 ・米軍側
  ・日本の外交暗号は解読
  ・日本海軍の暗号解読は、殆ど解読

*解読されていた暗号
 ・ミッドウェー海戦
  ・海軍の暗号書配布が間に合わず改訂が延期・・・米軍は約90%は解読していた
 ・サンゴ海海戦、山本長官機撃墜も同様
 ・軍令部は暗号に過剰な自信・・・忠告を受けつけず
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