暗号戦史
「イ行 作品」
作品名 日英インテリジェンス戦史 チャーチルと太平洋戦争
著者名 小谷 賢
発行日:2004.11.29
出版社:PHP研究所
形式:新書
目次
第1章 インテリジェンスとは何か
第2章 イギリスの対日情報活動
第3章 情報分析から利用までの流れ
第4章 危機の高まり―日本の南進と三国同盟
第5章 危機の頂点―一九四一年二月極東危機
第6章 危機の緩和と英米の齟齬
第7章 危機の回避―日本軍の南部仏印進駐
第8章 イギリス外交の硬直化と戦争への道
ストーリーの概要
 第二次世界大戦を勝利に導いたチャーチル英首相は、敵国の秘密情報を得ることに執念を燃やした。
 米国の協力により日本の外交暗号「パープル」を突破し、極東情勢の急変を予見。
 日本が無謀きわまる太平洋戦争に突入する一方、米国の参戦によって英国は戦局を打開する――。新史料から見えた日英の情報戦の実態とは?
 インテリジェンス研究の第一人者のデビュー作が、最新の研究成果をふまえた大幅加筆のうえ改題・文庫化
暗号について
情報収集活動の手段の主体はHUMINTとSIGINTであるが、当時のイギリスの収集はSIGINT即ち、通信情報が主であった。
その証拠として、随所にイギリス政府暗号学校(GC&CS)による傍受解読資料が提示されている。
その解読資料は、報告書の表紙が青色であったのでBJ(Blue Jacket)情報と呼ばれている。
また、米国を参戦させるために利用した解読情報。日本の南進の意図を確認するために利用した解読情報。
そして、その判断が上手く言った例や失敗した例を述べている。
* 暗号面で新情報はないかんじがする。
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