作品名 |
日本の証言 新・平成日本のよふけスペシャル |
著者名 |
瀬島 龍三 |
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発行日:2003.2.28
出版社:フジテレビ出版
形式:四六判 |
目次
第1章 軍人になるということ
第2章 日米開戦までの道
第3章 終戦を早めなければならない
第4章 シベリアに抑留される
第5章
伊藤忠で育ち、伊藤忠を育てる
第6章 国家と社会への献身
終章 乱気流の日本へ |
ストーリーの概要 |
昭和の名参謀として生き抜いた瀬島氏は、“昭和の生きた教科書”である!
戦中は大本営の作戦参謀を務め、シベリア抑留11年、帰還後に伊藤忠の企業参謀、さらには中曽根行革で政治参謀として活躍してきた“昭和の名参謀”瀬島龍三氏。その歩みは、まさに昭和史そのもの。
「本分」を重んじる気骨の人が、激動の昭和史の渦中で何を見、何を感じ、何を考え、何を決断してきたのか?
若い視聴者からの反響も大きかったフジテレビ系『新・平成日本のよふけ』で9回にわたって語った内容を中心に追加取材も加えた内容となっており、書き言葉では伝わりにくい人間的な雰囲気も伝わってくる。
乱気流の現在だからこそ、聞いておきたい昭和史の現場からの証言。それはそのまま日本という国や日本人を考えるきっかけにもなる。 |
暗号について |
* 奉勅電報「『ヒノデ』は『ヤマガタ』とす」
・ 陸軍:「ヒノデ」は作戦開始日、「ヤマガタ」は8日の隠語
・ 海軍:「ニイタカヤマノボレ1208」
・ 電報を書くときは手が震えた。
・ 電文
「南方軍総司令官宛 参謀長発
一 大陸命第五百六十九号(鷲)発令せらる
二 「ヒノデ」は「ヤマガタ」とす。
三 御稜威の下切にご成功を祈る。
四 本電受領せば第二項のみ復唱電ありたし」
* 開戦時、シンガポールのイギリス軍の電報を傍受していた。
* アメリカへの宣戦布告が遅れた
・ 7日の何時に暗号電報を流すかを、大本営で細かく計算をした。
・ 大使館で、暗号解読から翻訳、タイプまでの作業が遅れてハワイの奇襲攻撃が始まってしまった。
* アッツ島の最期の暗号電報 |