暗号戦史
「ラ行 作品」
作品名 拉致 北朝鮮の国家犯罪     (「娘をかえせ息子をかえせ」改題)
著者名 高世 仁
発行日:2002.9.15
出版社:講談社
形式:講談社文庫


1999.4:旬報社:
「娘をかえせ息子を返せ―北朝鮮拉致事件の真相」改題
目次
第1章 新潟から消えた少女
第2章 元北朝鮮工作員の証言
第3章 カップル連続蒸発事件を追って
第4章 犯人が語る拉致のからくり
第5章 工作船は拉致運搬船
第6章 共犯者は日本にいる
第7章 帰ってきたレバノン女性
第8章 「よど号」グループの秘密工作
第9章 時間との闘い
ストーリーの概要
愛する者への必死の叫びがついに政府を突き動かした

いつまでこんな事を許しておくのか!
横田めぐみさんが消息を絶ってから四半世紀、さまざまな「失踪事件」が「拉致」であることは周知となりつつある。そして八尾恵証言で有本恵子さん誘拐への「よど号」グループの関与が暴露されるに及び未曾有の国家犯罪が白日に曝された。
読者よ、家族の痛切な叫びを聞け。
暗号について
第4章 犯人が語る拉致のからくり
2 宇出津事件と辛光洙事件
 ・在日朝鮮人・李(仮名)は、工作員・吉岡から思想教育と暗号解読等のスパイ教育を受けた。
 ・北朝鮮から指令を受けるときは「A-3」放送。・・・北朝鮮のラジオ放送から流れる数字による暗号放送。
  例:「8540号電文を送ります。本文を読み上げます。423、52,271、25・・・」
  「A-3」放送は、2000年末に終了
 ・「音楽信号を聞いた後、必ず接線地点に現れること」・・・音楽信号は、短波で指定時間に20分流れる。
  「南山の青い松」なら19日、「赤旗の歌」なら20日、非常時は「この世に羨むものなし」の音楽
 ・現場では、「小石を3回打ち付ける」合図で、工作員が現れた。合言葉は「張本」
 ・警察は、[乱数表」、「暗号表」等を押収した。
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