作品名 |
陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人 |
著者名 |
藤井 非三四 |
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発行日:2008.8.24
出版社:集英社
形式:新書 |
目次
第1章 戦争に求められる季節感
第2章 社会階層を否定した軍隊
第3章 戦う集団にあるべき人事
第4章
誤解された「経済」の観念
第5章 際限なき戦線の拡大
第6章 情報で負けたという神話
第7章 陸海軍の統合ができない風土 |
ストーリーの概要 |
揮官不在の国日本の集団組織はなぜ歴史を生かせない!?
日本は世界第四位の軍事大国といわれる。しかしそれは、軍事予算、装備の質と量を意味するだけで、本当の軍事力をさすものではない。組織としての危機管理能力、指揮系統の柔軟性と迅速性がなければ、ただの張子の虎である。
戦前の陸軍、海軍の作戦行動の欠点を組織論という観点から明らかにし、今日につづく集団としての日本と日本人の問題点を探っていく。
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暗号について |
第6章 情報で負けたという神話
* 「破られた暗号」
・ワシントン会議、ミッドウェー海戦、山本五十六戦死における暗号解読・・・外務省の機械暗号、海軍の「D暗号」
* 「暗号に秀でた陸軍」
・ 無限乱数表の使用
・ ポーランドに学ぶ
・ 組織、人の充実
・米、英、中の暗号を解読 |