暗号戦史
「リ行 作品」
作品名 陸軍省軍務局   スパイ戦史シリーズF
著者名 保坂 正康
発行日:昭和60年8月15日
出版社:朝日ソノラマ
形式:文庫
目次
第1章 卿に内閣組織を命ず
第2章 対米英戦争は危険な賭けだ
第3章 鍵は乙案の第四項目にある
第4章 暗号は解読されている
第5章 友人間に最後の言葉はない
第6章 和解の可能性は5パーセントしかない
ストーリーの概要
近江内閣が倒れ、東条内閣が誕生した昭和16年、日本は回線か和平かで大いに揺れていた。とりわけ陸軍省は開戦の是非でわきかえっていた。陸軍省軍務局軍務課という当時の政策集団の実態、中心人物であった石井秋穂中佐(大佐)を軸に開戦までの50日間を描いている。
暗号について
石井中佐が、米駐在日本大使館から外務省に送られてくる公電を読み、ある文面から日本の電報は傍受解読されているのではないかと疑問を持つ。確たる証拠はなく、外務省には通報せず終る。分析能力は凄い。
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