暗号戦史
「シ行 作品」
作品名 真珠湾の天皇とニッポン人    (証言で綴る秘められた昭和史)
著者名 伊藤 一男
発行日:1991.12.1
出版社:光人社
形式:四六判
目次 
第1章 序曲皇紀二千六百年祝典
第2章 騙しか騙されかワシントン外交
第3章 ハワイ芸者と軍令部情報員
第4章 天皇お写真踏み絵事件
第5章 太平洋艦隊へ殴り込みの手記
第6章 米軍検閲、涙の邦字日刊紙
第7章 戦争歌集五十年ぶりの発見
第8章 戦争責任負って欧米巡礼
第9章 病魔を秘して戦没者追悼式へ
終章 生き返ったA級真珠湾戦犯
ストーリーの概要
昭和天皇を軸に、パールハーバーの悲劇に翻弄され、「二つの祖国」の間で慟哭したニッポン人を描いた「真珠湾」の検証。
報道人は「日米開戦」の嵐に、いかに対処したのか―。新聞人として、「昭和史の天皇」執筆陣の一人として、天皇と、昭和と、アメリカとニッポンを凝視しつつ取材、思索しつづけてきドキュメント。
差別迫害の中に苦悩した日系人たちの証言をもとに、「日本」を見つめなおす一冊。

目次の細部 
第1章 序曲皇紀二千六百年祝典
1感涙にむせぶ新聞記者 2神武天皇はいたか 3ロサンゼルスFBIの追及 4外征軍に恩賜の酒 5朝日毎日奉祝マスコミ戦
第2章 騙しか騙されかワシントン外交
1サプライズとスニーク 2天皇の「ご苦労であった」の大声
第3章 ハワイ芸者と軍令部情報員
1.五十年目の春湖楼 2握り飯で真珠湾へ
第4章 天皇お写真踏み絵事件
1浜田音四郎の回想 2あの日、真珠湾で見ていた人たち 3兄弟、敵味方で再開 4尋問には拷問もあった 5人違い逮捕つづく 6捕虜1号語らざるの記 7反戦平和の米女性議員
第5章 太平洋艦隊へ殴り込みの手記
1ヒッカム強行着陸 2ニイハウ島の悲劇 3「飛龍」の零戦と九九式艦爆 4人種差別の背景
第6章 米軍検閲、涙の邦字日刊紙
1ドーント・フォーゲット 2漫画化された敵の天皇
第7章 戦争歌集五十年ぶりの発見
1謎残す読売ホノルル特電 2毛利元一・石子夫妻
第8章 戦争責任負って欧米巡礼
1それでも退位しない 2大元帥と山本大将
第9章 病魔を秘して戦没者追悼式へ
1胸の痛むのを覚える 2殉死の将官に一言 3真珠湾に背を向け 
終章 生き返ったA級真珠湾戦犯
1首相岸信介の場合 2法相賀屋興宣場合
暗号について
第2章 騙しか騙されかワシントン外交
 ・米国による暗号解読
 ・外務省による暗号機、暗号所の処分指示
 ・英国による暗号解読
第3章 ハワイ芸者と軍令部情報員
 ・外務省、海軍で使用されていた隠語の例
 ・ハワイのスパイ:オット・キューンのサイン
第5章 太平洋艦隊へ殴り込みの手記
 ・ニイハウ島不時着搭乗員の暗号処理
第7章 戦争歌集五十年ぶりの発見
 ・毛利夫妻の電話は暗号か?
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