暗号戦史
「ス行 作品」
作品名 スパイの歴史    SPY
著者名 テリー・クラウディ   (Terry Crowdy)   (訳:日暮 雅通)
発行日:2010.10.31
出版社:東洋書林
形式:A5変
目次
第1章 古代
第2章 暗黒時代
第3章 スパイせよ、ブリタニア
第4章 理性の時代における諜報活動
第5章 革命万歳?
第6章 ナポレオンの「秘密の部分」
第7章 影の戦争
第8章 秘密諜報のゴッドファーザー
第9章 スパイ・フィーヴァー
第10章 東洋の危機
第11章 二重スパイと無線ゲーム
第12章 アメリカの動静を探る枢軸国スパイ
第13章 ソヴィエト時代のスパイたち
第14章 先の見えない戦い
ストーリーの概要
有史以来、裏切り者で道徳的に堕落した者とみなされてきたスパイには、はなはだしい悪評が与えられてきた。だが、「情報を得るためには、悪魔と手を結ばざるをえない。あるいは、少なくとも悪魔を雇わざるをえない。彼らと取引をしたら―また歴史からするとそのようだが―諜報活動の研究が日の目を見なければならないだろう。自分の敵のことは常に知っておくべきだし、それが「内部にいる敵」であればなおさらだ。(はじめにより)

*アメリカのイラク侵攻と情報機関の失態
*古代のエジプトから中国、ペルシャ、インドの間諜、二重スパイとしてのユダ、ビザンツ帝国やムハマンドの密偵、日本の忍び
*激しい王権争いに揺れた英国や中世ヨーロッパ、アメリカ独立戦争における諜報活動
*フランス革命から、見逃されがちなナポレオンの時代の密偵たち
*アメリカ南北戦争時代の、有名なピンカートン探偵社を始めとする情報活動
*19世紀中頃にドイツの諜報機関を確立させたシュティーベル
*19世紀末大英帝国の“スパイ”たちと、第1次世界大戦時のヨーロッパの諜報合戦
*満州事変前後の日本、特に土肥原賢仁と川島芳子
*第2次世界大戦時の暗号合戦とナチス・ドイツの諜報組織、二重スパイの数々
*日米開戦直前のアメリカにおける日本人スパイたち
*ロシア秘密警察の歴史と第2次大戦時のソヴィエト・スパイ網、KGBの設立と冷戦時代の暗躍
*IRA対イギリス情報部、イスラエルの情報特務局モサド対テロ組織
暗号について
第1章 古代
 ・ヘロドトス:機に文を書き、蝋で覆う
 ・インド:暗号化は女の仕事
第2章 暗黒時代
 ・カエサル:暗号の使用、通信と暗号化の促進
 ・イスラム世界の暗号、暗号解読
 ・ルネッサンス期のイタリアの暗号
第3章 スパイせよ、ブリタニア
 ・イギリス、ウォルシンガムの暗号・・・メアリの手紙
第4章 理性の時代における諜報活動
 ・南北戦争における暗号
第5章 革命万歳?
 ・フランス革命における暗号
第7章 影の戦争
 ・イギリス軍のフランス侵攻時の暗号
 ・南北戦争時の暗号
第8章 秘密諜報のゴッドファーザー
 ・ビスマルク時代のドイツの暗号
第9章 スパイ・フィーヴァー
 ・第1次大戦時代の暗号・・・ドイツとイギリスの暗号戦争・・・ルーム40、ツィマーマン暗号
第11章 二重スパイと無線ゲーム
 ・イギリス・ブレッチリー、GCCSの活躍
 ・WW2における暗号解読・・・エニグマ
第12章 アメリカの動静を探る枢軸国スパイ
 ・ブラックチェンバー、レッド・パープル暗号の解読
 ・日本側スパイの暗号
第13章 ソヴィエト時代のスパイたち
 ・ソ連側のイギリス人スパイによる暗号漏洩
 ・戦後、冷戦時期の東西の暗号戦争
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