作品名 |
WWU秘話 |
著者名 |
広田 厚司 |
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発行日:2012.6.20
出版社:潮書房光人社
形式:文庫 |
目次
第1話 通商破壊戦―武装商船アトランチスの戦い
第2話 フィッシュ作戦―英国の資産をカナダに送り、戦争を続行せよ
第3話 副総統英国へ飛ぶ―ルドルフ・ヘスの和平提案
第4話 消えた巨大軍用機工場―日本軍を欺く壮大なカモフラージュ
第5話 日本軍の銀貨回収作戦―マニラ湾に沈む莫大なペソ貨幣
第6話 ドイツ捕虜の脱走―フォン・ウェラ中尉、逃走四万キロ
第7話 連合軍捕虜の『大脱走』―映画化された世界最長の脱走トンネル
第8話 スクランブラー秘話装置―英米首脳間の会話を盗聴せよ
第9話 ロンドンを救った男―知られざる英雄ミッシェル・オラード 第10話 カッパーヘッド作戦―英軍モントゴメリー将軍の替え玉
第11話 ベルンハルト計画―偽礼で英国経済を麻痺させよ |
ストーリーの概要 |
日本人の戦争観を根底からくつがえした想像を絶する欧米の戦争への取り組み方。
米国西岸の大航空機工場を隠蔽する方法、英国本土がドイツに占領されても戦争を継続するための全資産のカナダへの移送。壮大なスケールの作戦から、前線将兵の孤高な戦い、脱走に賭ける英独捕虜等。知られざる戦時物語を写真と共に伝える。
第8話 スクランブラー秘話装置―英米首脳間の会話を盗聴せよ
*米大統領ルーズベルトと英首相チャーチルとの連絡要領
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暗号について |
第8話 スクランブラー秘話装置―英米首脳間の会話を盗聴せよ
*短波無線による「ホットライン」
米:ホワイトハウスの地下の特殊通信室。 英:ロンドン市内の戦時内閣執務室
・中間に特殊装置・・・盗聴防止・・・A3スクランブラ―「秘話装置」・・・「グリーン・ホーネット」
*電話の会話音を長く短く操作、元の会話の音声が損なわれない範囲で多種の波長域の騒音を加えることで解読を不可能にした。
*ドイツ側:国防軍最高司令部ヨードル大将・・・ドイツ通信省から極秘情報を受け取る「U]・・・米英間の会話解読
ドイツ側の解読努力・・・ニューヨーク・タイムズに掲載された記事「米英間の電話はスクランブル手法で保護」が契機
*米側・・・新秘話装置開発・・・「シグサリー」・・・デジタル
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