暗号戦史
「ト行 作品」
作品名 ドキュメント日米交渉1940〜1941  (「歴史読本2012.1」所収)
著者名 森 茂樹 ・小谷 賢
発行日:2012.1.1
出版社:新人物往来社
形式:雑誌
目次
@ 日独伊三国同盟締結
A ローズヴェルト米大統領3選
B 日ソ中立条約締結
C 日米交渉スタート
D 独ソ戦開始
E 日本軍南部仏印進駐開始
F 東条英機内閣誕生
G 日米交渉決裂

ストーリーの概要
 真珠湾攻撃にいたるまでの1年間に存在した8つの分岐点を探る。
 何故日米開戦は避けられなかったのか?それを避けうる道はどこにあったのか?
@ 日独伊三国同盟締結
 ベルリンにおいて調印された日独伊三国同盟。
 欧州で拡大する戦線、東アジアをめぐり、交錯する日独の思惑が米英を刺激する。
A ローズヴェルト米大統領3選
 伝統的な孤立主義のポリシーから中立を固持してきた米が、強力な支持基盤を得たルーズヴェルトが決意する。
B 日ソ中立条約締結
 南進の後顧の憂いを絶ち、米との駆引きを有利に進めるため、対ソ外交に一躍焦点が当たる。
C 日米交渉スタート
 日米諒解案。当初から双方の真意は齟齬をきたしていた。
D 独ソ戦開始
 独ソ衝突は、諸国の立場を決定的にした。対米交渉を進展させる日本の狙いは瓦解。
E 日本軍南部仏印進駐開始
 米英蘭の経済制裁は想定を超えて厳しく、開戦へと進む後戻りのできない段階へと追い詰められていく。
F 東条英機内閣誕生
 近衛内閣退場。僅かに残る戦争回避の望みはが託されたのは、陸軍のトップ東条だった。
G 日米交渉決裂
 海戦の直前まで続けられた交渉は、対日不信のハルによる決断により決裂。真珠湾攻撃へと向かう。
暗号について
G 日米交渉決裂
*米のマジック・・・日本外交暗号の傍受解読
*日本語の翻訳困難・・・原文から乖離
 ・海相(KAISHO)を外相(GAISHO)
 ・全体のつじつま合わせのため、文意を大きく歪める
 ・日本語のソフトな言い回しを誇張して英訳
*「ニイタカヤマノボレ1208」の発信へ 
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