暗号戦史
「ウ行 作品」
作品名 ウィンストン・S・チャーチルと英国情報  (「軍事史学106・107」所収)
著者名 赤木 完爾
発行日:H3.12.15
出版社:錦正社
形式:雑誌(A5)
目次
「なし」
ストーリーの概要
情報・情報共同体と指導者とのあるべき関係は、現実の世界ではそれが理想的に運営されることは難しい。
指導者の人格、能力、素質、教育、経験等を総合した全人格の要素に、情報と意思決定の完全的な関係が依存

1 秘密情報への執着
 ・秘密情報の価値を高く評価、適切な利用、情報にあくなき執念
 ・下院の一議員の時でさえ、秘密情報機関から情報を提供されていた・・・・首相が同意
2 冒険物語への編愛
 ・ボーア戦争時、地震が諜報活動
 ・テロリスト、暗殺者等に対する思考・・・誤った信念
3 国内における防諜
 ・第5列に対する対策?
4 通信情報
5 情報活動の全般調整
 ・フェンロー事件・・・オランダ・ドイツ国境で工作員2名がドイツに捕獲される
 ・内閣統合情報委員会の強化
 ・統合情報スタッフの設置
 ・英米情報協力の推進
暗号について
1 秘密情報への執着
 ・首相就任当初、暗号解読機関(GC&CS)が解読した全ての情報を見ることを要求
 ・不可能に近い・・・最も価値のある解読文書を毎日届けさせた。
 ・傍受情報→「私の金の卵」・・・・暗号解読者→「金の卵を生みながら決して鳴かないがちょう」
 ・ドイツ軍の暗号解読情報の判断誤り・・・ロンメル軍は脆弱
 ・最大の情報の失敗・・・ソ連の暗号解読の事実を議会で公表

4 通信情報
 ・首相就任と同じ月→「エニグマ」の解読成功
 ・1914年、海軍大臣として「第40号室」再生
  ・・・安全保障についての政策の形成と健全な判断には何よりも「通信情報」が重要
 ・1920年代の重視事項・・・ソ連の外交電報
  ・・・・ソ連の不信と裏切り→公表・・・・ソ連はワンタイム・パッドを使用・・・暗号解読不能へ
 ・ウルトラ・シークレットの秘密保全の徹底
 ・ブレッチリー・パークのGC&CSを訪問した初めての首相
  ・・・窮状を訴える手紙を直接首相へ・・・直ちに処置・・・その日に解決
 ・日本の真珠湾攻撃についての情報は事前に入手していない

5 情報活動の全般調整
 ・英米協力・・・ウルトラ情報の提供
 ・アイゼンハワーに自ら通信情報の背景を説明
 ・1943年5月:通信情報に関する英米連合協定・・・・・UKUSAへ
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