作品名 |
私のなかの海軍予備学生 |
著者名 |
阿川 弘之 |
中扉 |
発行日:S46.2.15
出版社:昭和出版
形式:四六判 |
目次
* 小説
* 追憶
*戦跡紀行
* 対談
・暗号解読と秘密兵器 ・兵共が夢の跡 ・作家の機動力
* 体験記
* 私の自画像
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ストーリーの概要 |
著者の海軍時代あるいはその時代についての短編、随筆、対談等を編集したもの。
目次の細部
* 小説
・繰上げ卒業 ・藤倉少尉の手紙 ・年々歳々 ・軍艦ポルカ ・水虫軍艦
* 追憶
・私のなかの予備学生 ・「あゝ同期の桜」に寄せる ・「真相箱」に反発 ・旧制静岡高等学校戦没者遺稿集を読んで
・余命と無常感 ・海軍の仲間 ・安川加寿子 ・小泉さんと海軍 ・戦争と食べ物 ・漢口の正月ハワイの正月
* 戦跡紀行
・海軍のふるさと ・舞台再訪 雲の墓標
* 対談
・暗号解読と秘密兵器 ・兵共が夢の跡 ・作家の機動力
* 体験記
・シベリアの空を飛ぶ ・F104搭乗
* 私の自画像
・戦争前後の頃
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暗号について |
* 暗号解読と秘密兵器 : 対談者 児島 襄 「中央公論・昭和41年9月号」
・ 阿川氏の海軍軍令部特務班時代の暗号解読の経験
・ 児島氏の暗号、米による暗号解読の研究についての思い出
暗号戦争に負けた
・ その他、主として米軍の秘密兵器開発の裏話(暗号ではないが、本当?と言うような話)
* 兵共が夢の跡 : 対談者 大岡 昇平
・ 大岡氏も陸軍の暗号兵であった。
部隊換字表と言う大隊間の暗号を実施。みんどろ島で捕虜
大隊本部と一緒だから安全かと思っていたら、1個小隊程度の独立警備隊が方々にあり、それに暗号手がつく。
・ 阿川氏の中国の暗号解読の実例
重慶の軍令部から駐米武官宛に「もう少し米から情報を取り送れ」と言う指示。これに対し「折衝したが、中国の暗号は脆弱で敵に解読されるのでこれ以上情報は出せないと断られた」と言う返電。・・・・解読して「へーッ」
* その他の随筆等にも阿川氏の特務班時代の裏話が掲載されている。
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