作品名 |
山本五十六自決せり |
著者名 |
大野 芳 |
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発行日:1996.5.20
出版社:新潮社
形式:四六判 |
目次
プロローグ
第1章 墜落遭難
第2章 初動捜索
第3章 現場発見
第4章 遺体収容
第5章 事後処置
第6章 宣揚国葬
第7章 死因検証
第8章 触診せず
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ストーリーの概要 |
「壮烈な撃墜死」は軍部の捏造だった。
海軍の高官と思しきその男は、乗機が墜落したあとも、しばらく生きていたものと推測された。
致命傷は、敵機の機銃でなく、自らの手によるものらしかった。しかし軍医は、事実をありのままに記し止めることを禁じられ、目撃者たちは最前線に赴かされて次々と戦死していった…。
真珠湾の英雄を、あくまで英雄として葬るために、自決は伏せられ、また伏せられるために多くの血が流れた…。
綿密な史料を駆使してブーゲンビル島秘話を再現する、大作ノンフィクションノベル。 |
暗号について |
*帝国海軍の極秘電報は、ことごとく米の諜報部により解読されていた。
・海軍甲事件もその暗号解読により実行された。
・機密一三一七五五番電
*連合艦隊での事件の分析:偶発的か?それとも暗号の傍受解読か?
・乱数表は4月1日に変更しており、理論的に解読は不能なるべし。
・敵の放送発表からも偶然
・陸軍の基地派遣隊からの電報ではないか?
・4月21日、草鹿中将は同様の電報を打ち、飛行機を飛ばしたが敵は現れなかった。 |