暗号戦史
「ユ行 作品」
作品名 憂国のスパイ イスラエル諜報機関モサド   (GIDEON'S SPIES)
著者名 ゴードン・トーマス  (Gordon Thomas)   (訳:東江 一紀)
発行日:1999.7.5
出版社:光文社
形式:四六判
目次
1 鏡の向こう側      2 始まりの前に
3 ギリロットの刻印    4 鉄仮面のスパイ
5 ギデオンの核の剣   6 復讐者たち
7 紳士スパイ       8 「光」と怪物
9 贈賄、金、セックス、そして嘘  10 危険な接触
11 不浄な同盟     12 スパイマスターに幸いあれ
13 アフリカン・コネクション  14 メイドが運んだ爆弾
15 捨て石の漫画家   16 砂漠のスパイ
17 失策スキャンダル
ストーリーの概要
 ナチ戦争犯罪人アイヒマン誘拐、イラク領内からのミグ戦闘機略取、米国からのプルトニウム密輸、ホワイトハウス盗聴、そして、未解決のままの数々の暗殺事件…。
 いずれもモサドの関与が噂されているが、誰もその真相は知らない。
 著者ゴードン・トーマスは、モサドの歴代長官、工作員、協力者への直接取材をもとに、初めてこの謎に包まれた世界最強の諜報機関の実態を暴いた。
暗号について
1 鏡の向こう側
 *ダイアナの死亡事故
  ・NSAが、ダイアナとドディに関する1500頁に及ぶ調査著類を保持
  ・2人はエシュロンの監視下に置かれていた。・・・英のGCHQへ情報提供(協力体制)
2 始まりの前に
 *ソ連製ミグ21の奪取
  ・《病院の設備は一流のものです。これですっかり回復できるでしょう》・・・資金振り込みの暗号文
  ・《妹が元気な女の子を出産した》・・・・ミグがイラクからトルコへ飛行成功の暗号文
3 ギリロットの刻印
 *協力者との符牒
  ・「ナカ」:報告を書くシステム、「日光」:最大級の危険信号、「キドン」:モサドの暗殺班、「ネビオト」:監視の専門家
4 鉄仮面のスパイ
 *米海軍情報部内のスパイ:ポラード
  ・NSAのハッキング、米国内の外交拠点の盗聴機器の探査
5 ギデオンの核の剣
 *米国内のける安全施策
  ・定期的に暗号化すステムや通信手段を更新する
  ・略号:「キリヤ」→中枢の場所、「エルガ」→CIA、「メガワット」→協同諜報活動
6 復讐者たち
 *モサドの訓練
  ・指示の与え方、特殊インク、特定の周波数で短いバーストによる送信法

☆その他
 各種作戦等における指示、連絡における暗号の使用・・・細部の記述はないが、暗号、符号、略号の使用が書かれている。
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